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こんにちは
池松です。
ホンダのスーパーカブには、面白い開発エピソードがあります。
世界中で知られるバイクですが、開発時に考えていたことの一つが、
「そば屋さんが、片手でお盆を持ったまま運転できること」
だったそうです。
さらに、スカート姿でも乗りやすいことまで考えられていました。
僕はこの話がかなり好きです。
なぜなら、
「もっとすごいバイクを作ろう」
から始まっていないからです。
普通、商品を考えると、
何を作ろう?
どんな機能を付けよう?
何が得意だろう?
と考えます。
副業や起業も似ています。
「何を売ればいい?」
「資格を取った方がいい?」
「自分の強みって何?」
ここから考え始める人が多い。
僕も会社員だった頃はそうでした。
日産で19年。
営業を9年、経理を10年やりました。
今なら「いろいろ持っていた」と思えます。
当時の僕からすると、
ただ毎日やっている仕事です。
営業する。
数字を見る。
資料を作る。
問題が起きたら原因を探す。
会社にいれば普通です。
だから、
「これがお金になる」
なんて、なかなか思えません。
そこでスーパーカブの考え方です。
「どんなバイクを作る?」
ではなく、
「誰が、どんな場面で使う?」
から考える。
これを自分の仕事に置き換えてみます。
たとえば営業経験がある人。
「営業経験があります」
だけでは、まだ商品になりません。
一方、
人前で話すと頭が真っ白になる人がいる。
お客さんへの説明が苦手な人がいる。
提案書を作れず困っている人がいる。
ここまで見えると、
営業経験の「使い道」が見えてきます。
経理も同じです。
「経理を10年やりました」
ではなく、
数字が苦手で、毎月通帳を見るのが怖い小さな会社の社長がいる。
そこに僕の経験を置いたら何ができるだろう?
こう考えると、同じ10年の経験が違って見えてきます。
「何を売れるか分かりません」
そんな人がいたら、僕ならいきなり商品を決めません。
まず、
誰が困っている?
どんな場面で困っている?
自分はそこで何を楽にできる?
ここを一緒に整理します。
資格や肩書きから商品をひねり出すより、
自分の経験と、誰かの困りごとが重なる場所を探す。
その方が僕は自然だと思っています。
スーパーカブの話で一番面白いのは、
「一般的なバイク利用者」
みたいなぼんやりした人を見ていなかったことです。
そば屋さん。
片手にはお盆。
乗り降りする。
服装も考える。
場面が見えるくらい具体的なんです。
副業を考える時も、
「40代向け」
「会社員向け」
だけでは、まだ広い。
月曜の朝、会社へ向かいながら、
「この会社だけで、この先大丈夫かな」
と少し不安になっている人。
そこまで見えてくると、
伝える言葉も、作る商品も変わってきます。
「自分には売れるものがない」
と思った時、
自分の中ばかり探さなくていい。
一度、外を見てみる。
そして、
「この経験、誰のどんな場面で使える?」
と考えてみる。
自分では普通だと思っていた経験の「置き場所」が、見つかるかもしれません。
世界で売れたバイクも、
始まりの一つは「そば屋さんのお盆」でした。
商売って、こういうところが面白いですね。
Make it Happen!
自分の人生は自分で創れる^_−☆