column

こんにちは。
アントレランド主宰、相葉光輝です。
「自分が教える時間を増やさないと、シゴトが広がらない。人に任せたいけれど、何から始めればいいのか?」
個人版フランチャイズを考えるとき、まず取り組んでほしいのは、一つのシゴトを実践し、その記録を人が使える形にすることです。
自分の分身を育てる材料は、あなたが試してきたことの中にあります。
私が個人版フランチャイズという言葉で伝えているのは、自分がすべての現場に組み込まれなくても、価値を届けられる仕組みです。その土台になるのが「伝承」です。
あなたの名前や肩書きを使ってもらうだけでは、同じように教えられるとは限りません。
何を、どの順番で伝えるのか。相手がつまずいたら、どこを見るのか。こうした判断まで渡していく必要があります。
そのための出発点は、自己投資して、自ら学び、実践し、その記録を残す。学んだ知識と、自分が実践して確かめたことを分けて残すのが大事です。
「今日は講座を開催した」「喜ばれた」。これだけでは、次に担当する人は何をすればよいのか分かりません。例えば、次の四つを一組にしてみてください。
成功した手順だけでなく、迷った場面も残します。「この状態なら先へ進む」「ここで止まったら前の手順に戻る」と書けると、記録が人に渡す判断へと変わっていきます。
記録を見返して、自分が毎回説明を足している部分にも印を付けてください。そこには、まだ言葉にしていないコツが隠れているかもしれません。
私は2019年の商品創りを振り返る原稿で、自分の商品が売れることと、参加した人が成果を出して伝承できることは、別の課題だったと書きました。
そこで向き合ったのが、商品の複雑さです。カリキュラムを盛り込みすぎると、学ぶ人も教える人も、何が一番大事なのかを見失いやすくなります。
まずは「この人の、この困りごとに役立つ」という必殺技を一つに絞る。その必殺技に必要な内容を残し、補足の知識は分けておく。
これが、伝承できる商品に近づけるための考え方です。
説明を短くするのは、魅力を削るためではありません。受け取る人が、何を学び、何を試す商品なのかをつかめるようにするためです。
説明の秒数だけで、売れるかどうかを決めることはできません。
記録ができたら、すぐに全体を任せる必要はありません。最初は一つの説明、一つの練習など、範囲を小さくして、人が読みながら進められるかを確かめます。
説明が足りなかったところ、判断に迷ったところを聞き、記録へ戻す。自分が手伝った箇所も残しておけば、次に整える場所が見えてきます。
任せる範囲と、本人に確認してもらう範囲を決めることも忘れないでください。
今日の一歩は、繰り返しているシゴトを一つ選び、手順と判断を書き出すことです。
記録すること。そして、ほかの人が使えるかを確かめること。この二つを積み重ねて、自分の分身を育てる土台を創っていきましょう。
自分のシゴトを整理したい方は、個別相談の詳細をご確認ください。