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家賃の安さで選ぶ前に。「3,000円を払って来る理由」を考える

2026.10.30 コラム

海鮮丼のお店を考えていて、物件探しの軸を選び直しました。

最初は、場所や家賃の条件に目が向いていました。当初、3,000円での提供を考えたときに、会社員や近隣のお客様が、その金額を払ってでも予約して来たくなる理由を先に考えよう、と軸を選び直しました。

「そうそう、まさにこれ!」と思いました。僕も、そこを十分に伝えていなかったんです。

安い物件が見つかることと、お客様が来ること。その間を、ちゃんと考えないといけませんね。

誰が、どんな日に食べに来るのか

同じ昼食でも、毎日の食事と、少し特別な日の食事では選び方が違いそうです。

たとえば、自分へのご褒美なのか、同僚と一緒の食事なのか。会社の人たちでまとめて予約する場面があるのか。これはまだ仮説なので、実際に周辺で働く人や暮らす人に聞いて確かめたいところです。

「会社が近くにある」だけでは、来店する理由までは分かりません。昼休みに移動できる距離か、何人で来るのか、予約して食べることに抵抗はないか。利用する場面を具体的にしてみます。

豊洲直送という言葉を、食べる人の楽しみにつなげる

僕が考えているのは、豊洲直送の海鮮丼です。ただ、仕入れ先を伝えるだけで、すべてのお客様に価値が伝わるとは限りません。

どんな一杯なのか。どんな楽しみがあるのか。予約した人が、当日どんな気持ちで来られるか。写真や説明でも、そのイメージを伝えたいところです。

一方で、仕入れる内容や提供方法が決まっていない段階で、できることを大きく約束するのは避けたい。実際に用意できる内容と、案内の言葉を合わせていく必要があります。

企業のまとめ予約も、可能性として確かめる

近くに法人のオフィスがあれば、複数人での利用も考えられます。ただ、近いから予約が入ると決めつけるわけにはいきません。

どんな集まりで使うのか、何人なら利用しやすいか、食事に使える時間はどれくらいか。相手の使い方が分かってから、席数や提供の流れと照らし合わせたいですね。

まとめて予約してもらえても、予定した時間に食事を出せなければ困らせてしまいます。集客の話と、当日きちんと提供する話を、一緒に考えるんです。

物件を見る前に、来てほしい場面を一文にする

場所を比べるときは、「誰が、どんな日に、何を楽しみに来るのか」を先に書いておく。そのうえで、アクセス、利用できる時間、席や設備、費用を確認する。

これなら、安いから気になるのか、考えているお客様に合うから気になるのかを分けて考えられます。

まだ検討中の事業です。予約が埋まることも、利益が出ることも、今は決まっていません。だからこそ、物件の条件と一緒に、来てもらう理由を確かめていきたいと思っています。

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