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コラム

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会社員の副業は、毎日頑張らなくていい。続けるための「週の設計」

2026.10.19 コラム

こんにちは
池松です。

月曜の朝、会社の予定を見ただけで、もう一週間分の疲れを感じることがあります。

会議、締め切り、メール、急な依頼。家に帰れば、家族の時間もある。
そこへ「副業も毎日やらなきゃ」を足したら、始める前から重くなるのは自然です。

会社員の副業が続かない理由を、意志の弱さだけで片づけるのは乱暴です。

必要なのは、毎日続ける根性ではありません。仕事と生活が揺れる前提で、戻ってこられる週を作ることです。

毎日やる計画は、崩れた日に弱い

月曜から金曜まで、毎晩1時間ずつ副業する。

紙に書くと、きれいな計画に見えます。

現実は、月曜に残業が入り、火曜は家族の用事、水曜は体調が重い。
木曜になって「もう三日できていない」と感じ、そのまま週末まで止まることがあります。

ここで問題なのは、三日休んだことではありません。

一日崩れた時に、次の戻り先がないことです。

毎日やる前提の計画は、空白を失敗として扱います。

会社員の生活には、自分で決められない予定が入ります。変化を例外にすると、計画の方が先に壊れます。

先に「役割」を決める

僕は営業を9年、経理を10年経験しました。

営業は相手の予定で動く場面が多く、経理は締め日や数字の正確さが優先されます。
仕事の種類が違えば、時間の使い方も変わります。

副業も、全部を同じ日にやろうとすると重くなります。

そこで、曜日ごとに役割を分けます。

  • 火曜は、読者が困っていることを調べる
  • 木曜は、1本だけ文章を書く
  • 土曜は、音声をまとめて録る

大事なのは、この曜日どおり完璧に進めることではありません。

「調べる」「作る」「届ける」が混ざらないようにすることです。

GitLabは、同じ時間に集まらない前提で、非同期のコミュニケーションと文書化を公開しています。
全員が今すぐ返事をする働き方では、集中する時間が細切れになります。

個人の副業も同じです。

返信する時間と、作る時間を分ける。SNSを見る時間と、考える時間を分ける。
それだけで、短い時間の使い方が変わります。

週3枠なら、1枠は予備にする

週に使える時間が三つあるとします。

三つとも成果を出す予定で埋めたくなります。
僕なら、そのうち一つを予備にします。

たとえば、火曜と木曜は予定を決める。土曜は、遅れた分を戻すか、何もなければ休む。

予備枠は、さぼるための時間ではありません。
計画が生活に負けた時、戻るための場所です。

Basecampが公開するShape Upでは、仕事を6週間の区切りで進め、
その後に2週間のクールダウンを置きます。

休みを余った時間ではなく、次を考える工程として置いています。

Bufferも2020年から週4日勤務を試し、継続しています。
2023年の公式振り返りでは、回答した53人全員が継続を希望しました。

ここから「短く働けば必ず成果が上がる」とは言えません。

参考にしたいのは、時間を減らす時に、仕事を絞る判断も一緒に行っていることです。

副業も、使える時間を増やす前に、今週やらないことを決めた方が進む場面があります。

僕が先に聞く三つのこと

もし「時間がなくて副業が進まない」と相談されたら、僕は予定表を先に埋めません。

まず確認するのは、次の三つです。

  1. 今の生活で、何を守りたいか
  2. 週に何分なら、無理なく続けられるか
  3. 今月は何をやらないか

この三つを分けると、やることより、やめることが先に決まる場合があります。

家族との夕食を守りたい人と、土曜の午前を使える人では、同じ副業計画になりません。
正しい予定を押しつけるのではなく、その人が守りたい生活と、
続けられる数字を一緒に見る必要があります。

これが、僕が考える伴走です。

励ますだけではなく、何を守り、何を減らし、最初に何を試すかを決められる状態にする。
本人だけでは混ざっていた条件を、順番に分けていきます。

今夜、決めるのは「やらない日」

今夜、予定を増やす必要はありません。

カレンダーを開いて、副業をしない日を二つ決めてください。

休む日。家族と過ごす日。何もしない日。

空白を先に守ると、残った時間で何を作るかが見えます。

毎日頑張れない自分を責めるより、毎日頑張らなくても戻れる週を作る。

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