column

こんにちは
池松です。
金曜日。仕事が終わって、やっと家に帰れた。
スマホを開くと、
「会社員の副業」
「AIで収入アップ」
「転職で年収を上げる方法」
という言葉が並んでいる。
気になる。もちろん気になる。
今の給料だけで、この先も大丈夫なのか。
今の職場にずっといるのか。考えれば考えるほど、不安になるからです。
ただ、もう一つ本音がありませんか。
「今日も疲れ切ったのに、ここから何か始める余裕なんてないよ」
僕は、そんな人にいきなり「副業を頑張ろう」と言いたくありません。
今回、会社員の働き方に関するショート動画を調べました。
有給休暇を取り上げたYouTube Shortsの2本は、調査時点で合計約75万再生。
コメントには、人手不足、上司の反応、周囲への気遣いなど、
制度を知っていても休みにくいという経験談が何度も出てきました。
その経験談が実際に起きたかどうかを、一つずつ確認できたわけではありません。
一方で、多くの人がこの話題に反応していることは見えてきました。
僕が気になったのは、「有給は取れるのか」という制度の話だけじゃありません。
「自分の時間なのに、自分で決められない」
そんな感覚です。
仕事を頑張ってきた人ほど、周囲の負担も気になる。
自分が休むと誰かが困ると思う。だから、また自分が引き受ける。
それを長く続けると、新しい挑戦を考える力まで残らなくなります。
今の仕事がつらいとき、「辞めるしかないのかな」と考えるのは自然です。
けれど、収入や住宅費、子どものこと、家族の生活がある。簡単に決められない人もいます。
ここで、いきなり独立を目標にする必要はありません。
考えてほしいのは三つの選択肢です。
一つ目は、今の会社で変えられること。
働く時間、業務分担、異動の可能性。相談できる制度があるなら確認する。
二つ目は、会社の外で積める経験。
就業規則や守秘義務を確認したうえで、今の自分にできる小さな仕事を探す。
三つ目は、まだ答えを出さないこと。
体力も気持ちも限界なら、休むことや相談できる窓口を探すことを優先していい。
人生を変えるというと、大きな決断を想像しがちです。
本当に必要なのは、今日の自分が選べる道を一つ増やすことかもしれません。
僕は日産で営業を9年、経理を10年経験しました。
営業ではお客さんの話を聞く。経理では数字や状況を整理する。
一見、別々の仕事です。
振り返ると、「相手が次に何を判断すればいいかを整理する」という共通点がありました。
もし自分の経験を「営業ができます」「経理ができます」だけで表していたら、
その共通点には気づかなかったと思います。
会社員としての経験は、社内の評価と完全に同じものではありません。
いつも頼まれること。
気づけば引き受けていること。
人に説明すると「分かりやすい」と言われること。
そこに、別の人を助けられる力が眠っているかもしれない。
ただし、自分が得意だと思うことが、そのまま売れるとは限りません。
だから先に、人の困りごとを確かめるんです。
紙に三つ書いてみてください。
① 今の仕事で、毎週くり返し頼まれること。
② その仕事の、どんな部分を自分は整理しているのか。
③ 社外に、同じことで困っていそうな人は誰か。
三つ目で人が浮かんだら、商品を作る前に一度話を聞いてみる。
「こういうことで困ること、ある?」と。
立派な資格や講座名はいりません。
最初は、困りごとが本当にあるかを確かめるだけで十分です。
僕が起業相談で大切にしているのも、ここです。
何を売るかだけを考えるのではなく、生活を守れる条件、
これまでの経験、相手が困っていることを並べて、続けられる形にする。
会社を辞めるかどうかは、その先で考えられます。
今の環境だけで、自分の未来を決めつけなくていい。
働き方も、夢も、人生も。自分で選べる世界へ。
そんな考え方や、経験を小さな仕事に変えるための具体的なステップを、小冊子にまとめました。
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