column

こんにちは
池松です。
「将来の夢は何ですか?」
こう聞かれて、言葉に詰まった経験はありませんか。
会社の面談なら、次の役職や今期の目標は書ける。
家族に聞かれたら、健康で過ごしたいと答えられる。
けれど、自分は本当はどうなりたいのか。
その話になると、急に白紙になる。
夢がないわけではないと思います。
立派な答えを出そうとしすぎているのかもしれません。
世界を変える。大きな会社をつくる。年収を何倍にする。
そんな言葉だけが夢ではありません。
家族と夕食を食べる日を増やしたい。
年に一度はゆっくり旅行したい。
通帳に100万円残したい。
好きな町で暮らしたい。
どれも、働き方を選ぶための大切な理由です。
夢という大きな言葉を、そのまま考えると難しくなります。
そこで僕は、次の5つに分けて考えます。
人・物・事・金・場所。
誰と過ごしたいか。誰を喜ばせたいか。どんな人と仕事をしたいか。
家族との時間を増やしたい。
昔の友人ともう一度仕事をしたい。
同じ価値観を持つ仲間と何かを始めたい。
人から考えると、仕事の大きさより関係の質が見えてきます。
何を手に入れたいか。
高価な物に限りません。
仕事用のパソコンがほしい。
自分の机がほしい。
子どもへ学ぶ道具を贈りたい。
物は、それを使って実現したい生活まで考えると、自分の望みが分かります。
何をしてみたいか。
人前で話したい。
文章を書きたい。
週末だけ小さな店を開きたい。
今の会社で学んだことを、別の誰かへ伝えたい。
「うまくできるか」より先に、「一度はやってみたいか」を考えます。
いくら残したいか。何に使いたいか。
お金の話を夢から外す必要はありません。
生活費の不安を減らしたい。
教育費を準備したい。
会社以外から月3万円を得たい。
金額だけでは遠い目標に見えても、使い道まで見えると自分の話になります。
どこで暮らしたいか。どこで働きたいか。
通勤時間を短くしたい。
自然の近くへ移りたい。
今の家を大切にしながら、月に数日は別の町で過ごしたい。
場所を考えると、収入だけでは測れない働き方の条件が見えてきます。
5つの答えを一度に完成させる必要はありません。
紙に「人・物・事・金・場所」と書いて、今浮かぶものを一つずつ置いてみる。空欄があっても構いません。
大事なのは、どの欄を書いたときに心が少し動いたかです。
僕が相談で見たいのも、正しい答えではありません。
ある言葉だけ少し具体的になる。そこだけ声の調子が変わる。何度も同じ話へ戻る。
そういう反応には、本人がまだ言葉にできていない大切なものが隠れていることがあります。
僕が案を100個並べても、その人の夢にはなりません。
人・物・事・金・場所に分けて一つずつ問い、向かう先を整理する。
今の収入や家族との時間も見ながら、続けられる最初の選択へ落とす。
それが、僕が関わる意味だと考えています。
副業を考えるとき、多くの人は「何を売るか」から始めます。
動画編集か。物販か。AIか。資格か。
手段はたくさんあります。向かう先が見えないまま手段を増やすと、選べなくなります。
先に考えたいのは、どんな人と、何をして、いくら残し、どこで暮らしたいか。
目的地が少し見えれば、選ばなくていい手段も分かります。
会社を辞めるか残るかも、流行ではなく自分の条件で考えられます。
日産で営業を9年、経理を10年経験しました。目の前の仕事や数字は会社で学べます。
一方で、どんな人生を選びたいかまで会社が決めてくれるわけではありません。
働き方も、夢も、人生も。
自分で選ぶには、まず自分の言葉で目的地を置く必要があります。
今夜は5つ全部ではなく、一つだけ書いてみてください。
人・物・事・金・場所。
あなたの心が最初に反応したのは、どれですか。
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