column

こんにちは
池松です。
金曜の夜。
今週こそ副業の案を決めようと思って、スマホにメモを増やす。
AIに聞けば、案はたくさん出てくる。
検索すれば、成功例も山ほど見つかる。
それなのに決められない。
案が足りないのではなく、自分の頭の中だけで正解を当てようとしているからかもしれません。
家電やアイデア商品を作るサンコーは、
開発段階で眠っていた6つの没案を「没ネタ復活総選挙2026」に出しました。
1位になったのは「俺のジャスト湯量ポット」。302票。
公式サイトには、1位の案は商品化に向けて開発が
再スタートするかもしれない、とあります。
作り手が会議室で決めきるのではなく、
お客さんへ見せて選択を委ねる。
ここが面白い。
没になった理由は、価値がゼロだったからとは限りません。
社内の基準に合わなかった。
時期が早かった。
誰に向くかが見えなかった。
外へ出した時、別の評価が返ることがあります。
僕は日産で営業を9年、経理を10年経験しました。
起業してから最初の3年は、売れませんでした。
当時は勉強不足だと思っていました。
本を読む。
セミナーへ行く。
商品を直す。
頭の中の答えは増えました。
売上はあまり変わりませんでした。
今振り返ると、足りなかったのは知識より
「人に見せて反応を見る回数」でした。
出す前に完璧にしようとすると、
評価する人が自分一人になります。
自分が良いと思う案と、相手が気になる案は、同じとは限りません。
もし会社員の方から「自分は何を売れますか」と聞かれたら、
僕はすぐに副業名を並べません。
まず、こう整理します。
誰に頼まれたか。
何を早くできたか。
相手は何をしなくて済んだか。
たとえば資料作りを頼まれたとします。
価値は、PowerPointを使えることだけではありません。
話を短くまとめた。
数字の順番を変えた。
読む人が迷う場所を先に消した。
同じ作業なのに、役に立った理由は違います。
ここを一緒に整理すると、ぼんやりした経験が「誰の、どんな困りごとに使えるか」へ変わります。
僕が関わる意味は、正解の職種を当てることではありません。
話と数字と生活条件を並べ、本人だけでは決めきれなかった案を、試せる大きさまで減らすことです。
今週、頭の中で止まっている案があるなら、完成させなくて大丈夫です。
A案とB案にしてください。
そして信頼できる一人に、こう聞きます。
「どちらが気になりますか?」
説明しすぎない。
説得しない。
選んだ理由を一つ聞く。
反応が薄ければ、失敗ではありません。
見せる相手が違うのか。
言葉が分かりにくいのか。
そもそも困っていないのか。
次に確認することが一つ増えます。
会社員は、仕事も生活もあります。
大きな商品を一気に作る時間は取りにくい。
だからこそ、頭の中で長く考えるより、小さな二択を外へ出す。
サンコーの6つの没案は、お客さんの302票で一つの案が浮かび上がりました。
あなたの案に302票は要りません。
まず一人の反応でいい。
今週末は、正解を完成させる日ではなく、A案とB案を見せる日にしてみてください。
Make it Happen!
自分の人生は自分で創れる^_−☆