column

こんにちは
池松です。
1963年。
今では誰でも知っているバーモントカレーが発売されました。
ところが、発売前から歓迎されていたわけではありません。
販売店からは、
「りんごとはちみつ入りの甘いカレーなんて売れるはずがない」
と猛反発されたそうです。
今では甘口カレーは普通です。
当時は違いました。
カレーは辛いもの。
大人が食べるもの。
そこでハウス食品が考えたのが、
子どもも大人も一緒に食べられるカレー。
りんごとはちみつを使い、辛さを抑えました。
発売すると数か月後には爆発的に売れ、
増産が追いつかず品切れになるほどだったと公式の開発史に残っています。
僕が面白いと思ったのはここです。
新商品というと、
もっと本格的にする。
もっと機能を増やす。
もっと専門的にする。
そんな方向を考えがちです。
バーモントカレーは違った。
カレーをさらに辛くしたわけじゃない。
辛くて食べられなかった人を、食べられるようにした。
市場の外にいた人を、中に入れたんです。
僕は日産で19年働きました。
営業9年、経理10年。
長くやっていると、自分の仕事は普通になります。
数字を見る。
資料を作る。
相手に説明する。
問題が起きたら原因を探す。
本人にとっては、
「こんなの仕事になるの?」
という感覚です。
ここで、
「自分には何ができる?」
だけを考えると止まりやすい。
僕なら、少し質問を変えます。
「自分には普通なのに、誰かには難しいことは何だろう?」
数字を見るだけで嫌になる人。
営業で何を話せばいいか分からない人。
Excelを開くだけで固まる人。
AIを触りたいけれど、何から始めるか分からない人。
自分が普通に越えている壁の前で、止まっている人がいるかもしれません。
副業を考えると、新しい資格やスキルを探したくなります。
新しく何かを身につけること自体は悪くありません。
ただ、その前に一度、
「今持っているものを必要としている人はいないか?」
を見る。
バーモントカレーは、カレーそのものを豪華にして市場を広げたわけではありません。
今まで食べられなかった人に目を向けました。
会社員の経験も同じです。
あなたが10年やってきた仕事。
誰にとっても普通とは限りません。
自分には普通。
誰かには難しい。
この間に、仕事が生まれる余地があります。
今日、会社で一つだけ探してみてください。
「これ、なぜかよく人から聞かれるな」
そこに、自分では気づいていない仕事の入口があるかもしれません。
Make it Happen!
自分の人生は自分で創れる^_−☆