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資格は増えたのに、選択肢は増えていない。40代会社員が「次の資格」を取る前に考えたいこと

2026.09.09 コラム

こんにちは、
あなたの起業参謀
池松コウイチです。

夜。

仕事が終わって、ソファに座る。

なんとなくスマホを開いて、

「40代 副業」

と検索する。

いろんな情報が出てくる。

そのうち、

「おすすめ資格」

という記事にたどり着く。

簿記。

FP。

キャリア系。

コーチング。

Web系。

「何か取っておいた方がいいかな」

と思う。

会社を辞めたいわけじゃない。

仕事も、そこまで嫌いじゃない。

ただ、

10年後のことを考えると、

少しだけ不安になる。

だから、

何か準備しておきたい。

その気持ちは、すごく自然だと思います。

そして資格を取る。

合格する。

履歴書の資格欄が1行増える。

少し安心する。

ところが数か月後。

またスマホで、

「次に取るならおすすめ資格」

と検索している。

もし心当たりがあるなら、

今日は一度だけ立ち止まって考えてみてほしいんです。

資格は増えた。

選択肢は増えましたか?

 

資格を取ることが目的になっていないか

資格を取ることは悪いことではありません。

仕事に必要な資格もあるし、

勉強したことで自信がつくこともあります。

問題は、

資格を取った後です。

例えば簿記2級。

取った。

次にFP。

また取った。

さらに別の資格。

知識は増える。

一方で、

会社以外では一度も使っていない。

こうなると、

資格は増えているのに、

働き方は何も変わりません。

だから僕は、

資格を増やす前に、

この質問をしたいです。

今持っている資格を、
会社の外で一度でも使ったことがありますか?

「4つ目の資格」より「1人目のお客さん」

例えば、

簿記2級を持っている。

経理経験もある。

数字を人に説明するのが得意。

この人が次にやることは、

必ずしも別の資格を取ることではありません。

例えば、

数字が苦手な人に、

「売上と利益って何が違うの?」

と聞かれた時に、

分かりやすく説明してみる。

そこから、

「こういう説明、他の人にも需要あるかな?」

と考えてみる。

そして小さくサービスにしてみる。

僕は、

4つ目の資格より、1人目のお客さん。

という順番の方がいいと思っています。

なぜなら、

1人に使ってみると、

資格が本当に役立つのかが分かるからです。

40代には資格以外の材料もある

もう1つ大事なのは、

資格だけを見ないことです。

40代なら、

10年。

15年。

20年。

会社で働いてきた人も多い。

その間に、

いろんなことを経験しています。

新人を教えた。

資料を作った。

クレームに対応した。

会議をまとめた。

お客さんに説明した。

数字を管理した。

人間関係の間に入った。

失敗して立て直した。

こういうことは、

資格証には書いてありません。

けれど、

誰かが困った時には役に立ちます。

 

「得意なこと」より「頼まれること」

副業を考える時に、

「あなたの得意は?」

と聞かれることがあります。

これ、意外と答えにくいですよね。

自分にとって普通だから。

そこで僕なら、

質問を変えます。

最近、何を頼まれましたか?

資料を見てほしい。

ちょっと相談したい。

これ教えて。

一緒に考えて。

Excel分からないから見て。

後輩への伝え方どうしたらいい?

こういう言葉です。

自分では、

「こんなの誰でもできる」

と思っている。

一方で、

相手はあなたに聞いている。

ここにはヒントがあります。

 

資格・経験・頼られることを組み合わせる

紙を3つに分けます。

資格

持っている資格。

経験

会社でやってきたこと。

よく頼まれること

人から聞かれたり、お願いされたこと。

例えば、

資格:簿記2級
経験:経理15年
頼まれること:数字を分かりやすく説明して

これを組み合わせる。

すると、

「簿記2級を持っている会社員」

から、

「数字が苦手な人に、数字を分かりやすく整理できる人」

へ変わります。

ここまで来ると、

仕事の形が見え始めます。

 

僕も「足りないもの」を探していた

僕自身、

起業して最初の3年間は、売れませんでした。

資格も取りました。

勉強もしました。

知識も増えました。

なのに売れない。

今振り返ると、

ずっと、

「自分には何が足りない?」

を考えていたんですよね。

もっと知識。

もっと資格。

もっと勉強。

本当に見るべきだったのは、

「相手は何に困っている?」

でした。

相手の困りごとが分かれば、

今持っているものの使い道が見えてきます。

 

AI時代は「おすすめ」が余る

今は、

副業情報そのものは不足していません。

AIに、

「40代におすすめの副業を100個」

と聞けば、

数秒で出てきます。

100個。

すごいですよね。

そして次に困る。

「その中で、私はどれ?」

ここです。

情報を増やせば答えが見つかるとは限りません。

むしろ情報が増えるほど、

選べなくなることがあります。

だからこれからは、

「何がおすすめ?」

だけじゃなく、

「自分には何がある?」

を見ることが大事になると思っています。

副業は、新しい自分になることじゃない

副業を考えると、

「新しいスキルを身につけなきゃ」

「もっと資格が必要」

「何者かにならなきゃ」

と思いやすい。

僕は、

40代なら逆から考えてもいいと思っています。

もう持っている。

資格も。

経験も。

失敗も。

得意も。

人から頼られてきたことも。

それらを、

今まで会社の中だけで使ってきた。

なら、

次は会社の外で、

1人に使ってみる。

それでいい。

 

増やしたいのは資格の数じゃない

会社を辞めたいわけじゃない。

今の生活も守りたい。

その上で、

10年後に、

「会社しか選べない」

ではなく、

「もう1つ選べる」

と言える自分でいたい。

そのために副業を使う。

資格を増やすことが目的ではありません。

本当に増やしたいのは、

自分が選べる道の数。

次の資格を検索する前に、

一度だけ、

今持っているものを見てみてください。

そして、

これを会社の外で、誰か1人に使うなら?

と考えてみる。

40代の副業は、

そこから始めてもいいと思っています。

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