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起業で「誰もやっていないジャンル」を狙う必要はない。ファーストペンギンにならなくていい理由

2026.08.18 コラム

こんにちは、
あなたの起業参謀
池松コウイチです。

「誰もやっていないジャンルに行くのって、ちょっと怖いです」

先日、門下生と話していた時に、こんな話になりました。

彼女は保育士。
今、自分の経験を使って起業するために、商品を考えているところです。

その中で出てきたのが、

「どのジャンルでやるか?」

という話。

起業について調べていると、

「差別化しなきゃいけない」

「他の人と同じでは売れない」

「まだ誰もやっていないところを狙った方がいい」

みたいな話をよく目にします。

すると、

「じゃあ、誰もやっていないジャンルを探さなきゃ」

って思いますよね。

彼女も、そんなふうに考えていました。
ただ、いざ本当に誰もやっていないジャンルを考えると怖い。

だって、参考にする人もいない。
本当にお客さんがいるのかも分からない。
商品を作っても、全然売れないかもしれない。

そこで僕が話したのが、

「ファーストペンギンにならなくていいんじゃない?」

という話でした。

ファーストペンギンになるのは、確かにカッコいい

ファーストペンギンという言葉があります。
群れの中から最初に海へ飛び込むペンギン。

海にはエサがある。
一方で、天敵がいるかもしれない。

安全かどうか分からない中で、一番最初に飛び込む。

ビジネスでも、

「まだ誰もやっていないことに最初に挑戦する人」

みたいな意味で使われます。

確かにカッコいいですよね。

新しい市場を作る。
誰も考えなかった商品を作る。
世の中に新しい価値を生み出す。

そんな起業家になれたら面白いと思います。

ただ僕は、

起業したばかりの人が、いきなりそこを狙わなくてもいい

と思っています。

なぜなら、「誰もやっていない」には、
2つの可能性があるからです。

一つは、

まだ誰も気づいていない大きなチャンス。

そしてもう一つは、

そこにお客さんがいないから、誰もやっていない。

こっちも普通にあります。

「誰もいない海」より、まず魚がいる海を探す

門下生には、こんな話をしました。

「最初から誰も入っていない海を探さなくていいよ」

「むしろ、すでに魚がいる海を見た方がいい」

と。

つまり、

すでに商品が売れている。

すでにお客さんがお金を払っている。

すでに困っている人がいる。

そんな市場です。

そこなら少なくとも、

「この悩みにお金を払う人がいる」

ということは分かります。

起業初期では、これはかなり大きい。

例えば、子育てで悩んでいる人がいる。
保育士としての経験を活かしたサービスもすでにある。
親子コミュニケーション、発達、生活習慣、イヤイヤ期、登園しぶり……。

いろんな商品がある。

それを見て、

「もう誰かがやってるからダメ」

と考える必要はありません。

むしろ、

誰かが買っているからこそ、そこには需要がある。

まずはそこを見る。

その上で、

「じゃあ私は、その中で何ができるだろう?」

を考えればいい。

差別化は「誰もやっていないこと」を探すことじゃない

ここ、起業を始めたばかりの人ほど勘違いしやすいところだと思います。

差別化って、

世の中に存在しない新商品を作ること

ではありません。

例えば同じ保育士でも、
経験してきたことは違います。

得意なことも違う。

どんな家庭と関わってきたかも違う。

どんな問題を解決してきたかも違う。

話し方も違う。

価値観も違う。

さらに、

誰に届けるのか。

どんな悩みに絞るのか。

どういう方法で解決するのか。

ここを変えるだけでも、商品はかなり違ってきます。

だから、

すでにある市場の中に入って、

「自分なら、ここを少し変えられそう」

くらいから始めてもいいんです。

ゼロから新しいジャンルを作らなくていい。

むしろ最初は、

すでに売れているものを観察する方が勉強になる。

何を売っているのか。

誰に売っているのか。

どんな言葉を使っているのか。

なぜ、その人の商品が選ばれているのか。

そこから、

自分の経験を足していく。

僕はこの順番の方が、かなり現実的だと思っています。

起業初期は「発明」より「小さく試す」

起業というと、

最初から完璧な商品を作ろうとしてしまいます。

「このジャンルで本当にいいのかな」

「もっと差別化した方がいいかな」

「競合が多いから別のジャンルにした方がいいかな」

考え始めると、いつまで経っても始められない。

それなら、

一度、小さく出した方が早いです。

商品を作る。

募集してみる。

反応を見る。

売れなかったら、

「なぜだろう?」

と考える。

そして修正する。

また出す。

起業って、この繰り返しなんですよね。
最初に選んだジャンルが、一生続くわけでもありません。

実際にお客さんと話しているうちに、
「こっちの悩みの方が多いな」と気づくこともあります。

自分が思っていた強みと、
お客さんが評価してくれた強みが違うこともある。

だから最初から、「絶対に間違えないジャンル」を
探そうとしなくていい。

ある程度需要がありそうな場所で、小さく試す。

それで十分です。

「それなら少し気が楽です」

この話を門下生にしたら、

「それなら少し気が楽です」

と言っていました。

僕は、その言葉が結構印象に残っています。

起業しようとすると、
知らないうちに自分でハードルを上げるんですよね。

誰もやっていないことを考えなきゃ。

すごい商品を作らなきゃ。

他の人にはない強みを見つけなきゃ。

失敗しないジャンルを選ばなきゃ。

そんなことを考えていたら、怖くなるのも当然です。

僕は、

もっと小さくていいと思っています。

すでに困っている人がいる場所へ行く。

そこで、

自分の経験なら何ができるかを考える。

商品にしてみる。

出してみる。

反応を見る。

また考える。

その中から、

「自分だからできる形」

が少しずつ見つかってくる。

最初からファーストペンギンになる必要なんてありません。

誰も泳いでいない海へ、勇気を振り絞って飛び込まなくてもいい。

まずは、

魚がいることが分かっている海に入ってみる。

そして、その中で自分なりの泳ぎ方を見つけていく。

起業を始めるなら、

僕はそれくらいからでいいと思っています。

 
 
 

 

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