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【元上場企業・経理の視点】売上はあるのに「お金が残らない」不安の正体。ひとり起業家が陥る『底なし沼』の抜け出し方

2026.03.20 コラム

あなたの起業参謀の
池松コウイチです。

成功の裏側に潜む「正体不明の不安」

「今月も、売上はしっかり上がった」 「お客様にも喜んでもらえている」

それなのに、夜一人でパソコンを開き、銀行残高を眺めるたびに、心に冷たい風が吹き抜けるような感覚はありませんか?

  • 「来月の支払いは大丈夫だろうか?」

  • 「税金の通知が来たら、一気に資金がショートするのでは?」

  • 「もし次の募集で人が集まらなかったら……」

起業して、人からは「すごいね」と言われるようになった。 けれど、自分の内側では「いつまでこの自転車操業を続ければいいのか」という焦燥感が消えない。

もしあなたが今、そんなフェーズにいるのなら。 それはあなたの努力不足ではありません。ましてや、ビジネスの才能がないわけでもありません。

ただ、「見るべき場所」をほんの少し見失っているだけなのです。


1. 「売上を上げれば安心できる」という残酷な幻想

多くの起業家は、この不安を打ち消すために、さらにアクセルを踏み込もうとします。 「あと月商100万増えれば、きっと楽になれるはずだ」と。

しかし、僕はこれまで4,000人以上の起業家をサポートし、また上場企業の経理責任者として巨大な資本の流れを見てきましたが、断言できることがあります。

「売上高」と「心の安心」は、比例しません。

むしろ、売上が増えるほど、出ていくお金(広告費、外注費、税金)も増え、かえって不安が巨大化していくケースを数多く見てきました。 出口のないトンネルを全力疾走しても、苦しみは増すばかりなのです。


2. 不安の正体は「不透明さ」という名のモンスター

なぜ、稼いでいるのに不安なのか? その正体は、金額の多寡ではなく「不透明さ」にあります。

  • 自分のビジネスの「本当の利益」がいくらなのか?

  • 1年後、手元にいくら残っているのか?

  • いつ、どのタイミングでお金が出ていくのか?

これらが霧に包まれている限り、脳は常に「危険信号」を出し続けます。 どれだけバケツに水を注いでも、底に穴が空いているかどうかが分からない。その「分からない」という事実が、あなたから睡眠を奪い、起業したはずの自由を奪っていくのです。


3. 「攻めの売上」と「守りの経理」の両輪

起業家には、2つの力が必要です。 1つは、売上を作る「マーケティング(攻め)」。 もう1つは、お金を循環させ、手元に残す「財務・経理(守り)」。

多くのひとり起業家は「攻め」には熱心ですが、「守り」を後回しにしがちです。 しかし、上場企業がなぜ安定しているかといえば、この「守り」の体制が盤石だからです。

個人であっても、この「守り」の視点、つまり「お金の流れを可視化する技術」を少し取り入れるだけで、経営のしんどさは劇的に変わります。


結び:未来の現金が見えるようになれば、挑戦はもっと楽しくなる

頑張っているのに苦しい。売れているのに安心できない。 その状態から抜け出す第一歩は、数字と向き合う勇気を持つことです。

「数字は苦手だから……」と蓋をするのではなく、「自分の自由を守るための武器」として数字を味方につける。

明日の記事では、なぜ「売上はあるのに、お金が残らない」という現象が起きるのか。 その本質的な原因と、具体的に何をチェックすべきかについて、もう少し踏み込んでお話しします。

霧が晴れた先にある、本当の「安心」を一緒に取り戻しましょう。

 

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