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「私にはまだ早い」「もっと準備ができてから」
そうやって自分にブレーキをかけて、動けなくなる夜はありませんか?

昨日、アニメ『僕のヒーローアカデミア』を観て、
主人公デクが、格上の敵を前に震える足で立ち向かう姿に、
画面が滲んで見えなくなるほど、熱い涙が止まりませんでした。

彼は、怖くなかったわけじゃない。 逃げる道を探し、
自分の弱さを痛いほど分かっていた。
それでも、守りたいもののために、
ボロボロの体で最後の一歩を踏み出した。
その時、彼が放った「ピンチの時に立ち向かうのがヒーローだ」
という言葉。 それは、画面越しの私に
「今のままのあなたで、挑んでいいんだよ」と、
冷え切っていた背中を温かく押してくれるような衝撃でした。
AIに聞けば「挑戦の重要性」は
一瞬で答えてくれます。
けれど、私たちが本当に欲しいのは正論ではなく、
「震えながらでも進んだ」という、
その泥臭い体感の共有ではないでしょうか。